コピペ記事は絶対ダメ!WEBライターなら知っておきたい無料チェックツール
WEBライターとしてクライアントに記事を納品する際も、自分のメディアに記事を掲載する際も、絶対にやってはいけないことが他のサイトの記事をコピペしてして掲載してしまうこと。
どうしてコピペ記事を掲載してはダメなのか、コピペ記事を掲載するとどうなるのかを詳しく解説。また、WEBライターなら知っておきたい無料で使えるコピペチェックツールもご紹介致します。
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目次
コピペ記事とはどういうもの?
コピペ記事とは、他のWEBメディアに掲載されている文章を、そのままコピーして自分の記事に貼り付けて使用すること。全てコピーせず一部を改変してもコピペ記事となります。
コピペとリライトの違い
コピペ記事とリライト記事は同じなの?という疑問が沸くかと思いますので、コピペ記事とリライト記事の違いをご説明致します。
コピペ記事・・・文章をコピー&ペースト(一部改変を含む)して使用
リライト記事・・・文章に加筆・修正を加えて自分の言葉で書き直す
実際に文章を例に挙げてコピペとリライトをしてみましょう。
原文
美容ライターの仕事をしていて嬉しいことは、メーカーから発売前の化粧品を頂けることです。
コピペ文
美容ライターの仕事をしていて嬉しいことは、企業から発売前の化粧品を頂けることです。
→「メーカー」という言葉を「企業」に改変しただけで、全てコピペの文章になっています。
リライト文
メーカーから発売前の化粧品を支給される。これが美容ライターの仕事のうまみだと思います。
→文章を修正して自分の言葉で書き直しています。
コピペはNGでリライトはOK?
ただ、コピペはNGでリライトはOKなのかと言うと、そういうわけではありません。特にクライアントから記事執筆依頼をされた場合、他のメディアに掲載されている文章をリライトして記事作成するのはNGと言えます。
他のメディアを参考にする場合、よく理解して一旦自分の中に落とし込み、全て自分の言葉で書くようにしましょう。
では、リライトとはいつ使うのか?と思われるかもしれませんね。リライトとは、自分が書いた文章をより良くするために加筆・修正をすること。
サイトに掲載された文章をリライトすることで、読みやすくなったり、SEO対策にも役立ちます。
コピペ記事はどうしてダメなのか?
コピペ記事がどういうものか理解したところで、どうしてコピペ記事がダメなのかについてお話し致します。
著作権法違反となる
インターネット上に公開されている文章も著作物です。ニュースサイト、コラムサイト、ポータルサイトなどに掲載されている文章をはじめ、個人のブログやinstagram、Twitter、FacebookなどのSNSに掲載されている文章にも著作権があります。
それらの著作物を、無断でコピー&ペーストして使用することは著作権法違反となってしまいます。著作権法第119条1項では、著作権を侵害した場合「十年以下の懲役若しくは千万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。」と規定しています。
参考:e-gov法令検索
軽い気持ちでコピぺ記事を作成したとしても、著作権法違反で懲罰を受ける可能性があります。
WEBライターとしての信用を失う
多くのクライアントは、ライターから入稿された記事にコピペがないか、記事公開前に確認しています。コピペ記事を納品してしまうと、WEBライターとしての信用を失うことに。
「このWEBライターはコピペ記事を納品する」と思われて、契約終了となったり、記事依頼が来なくなってしまうことに。継続してWEBライターの仕事を受注するためには、コピペ記事を絶対に入稿しないことが大切です。
SEOに悪影響を及ぼす
コピペ記事をWEBサイトに公開してしまうと、Googleによって「この記事はコピペ記事だ」と判断され、その記事が検索エンジンに表示されなくなるなどの悪影響を及ぼす恐れがあります。
「運営するメディアの記事を検索結果の上位に表示したい。」これは、どのメディアでも共通の思いです。入稿した記事が検索エンジンに表示されなくなるペナルティを受けてしまうことは、クライアントに大打撃を与えることになります。
また、自分のブログやサイトでアフィリエイトやアドセンス広告を貼って収益を得ようとする場合も、コピペ記事によって検索エンジンに表示されなくなれば、売上が立たなくなってしまいます。
SEOに悪影響を及ぼす恐れがあるコピペ記事。絶対にコピペ記事はダメ!という理由がよくわかって頂けたかと思います。
オリジナリティのないつまらない記事になってしまう
著作権法違反になる、クライアントの信用を失う、SEOに悪影響を及ぼす。というのがコピペ記事が絶対にダメという大きな理由です。この他にも、コピペ記事はオリジナリティのない、つまらない記事になってしまう場合が多いようです。
「どこかで見たことがある」「これは知っている記事」「つまらない」こんなことを読者に思われてしまうことに。
インターネットには情報が溢れていますので、世の中に出ていない完全オリジナルの情報で記事を執筆することは難しいかもしれません。ただ、コピペせず、自分の言葉で、自分の考えやアイデアを交えて書くことで面白い文章になると思います。
自分の文章をより多くの読者に読んでもらうためにも、コピペ記事は絶対にしてはならないことです。
コピペしていないのにコピペ記事を書いてしまう危険性
実は、他のメディアの文章をコピペしたわけではないのに、コピペ記事を書いてしまう危険性があります。世の中に多く出回っている情報を記事にすると、すでにそれについて書かれている記事と偶然似てしまい、同じ言い回し、同じ表現を使ってしまうことでコピペ記事になってしまうのです。
例えば、スキンケア方法についての記事を書こうとすると、化粧品メーカーの情報サイトをはじめ、個人のブログや美容情報サイトなど、多くの記事がインターネット上に存在しています。
コピペをしていないのに、コピペ記事を書いてしまうのは避けたいですよね。
WEBライターなら知っておきたい無料コピペチェックツール
意図せずにコピペ記事を書いてしまう場合もあるため、自分が書いた記事は入稿前に必ずコピペ記事になっていないかチェックする必要があります。そこでおすすめなのが、無料で使えるコピペチェックツールです。
CopyContentDetector®
無料で使えるコピペチェックツールは色々ありますが、私が使っているのがこちらの「CopyContentDetector®」です。
使い方は簡単。「調査対象テキスト」の部分にコピペチェックをしたい文章を貼り付けます。
試しに、この記事の冒頭の文章を貼り付けて、コピペチェックをしてみましょう。無料プランでは4000文字までチェックすることができます。文章を貼り付けたら、左下にある「規約に同意してコピペチェックする」ボタンをクリックします。
ポップアップで「はい」「いいえ」が表示されるので、「はい」をクリックします。すると画面上に「文章が登録されました。完了通知後にページの再読み込みをしてください。連続して文章登録も可能です。」と表示されます。
文字数によりますが、数十秒で「完了」と通知がきます。ページ下の方に進捗状況が表示され、文字数によりますが、数十秒で「完了」と通知がきます。
「詳細表示」のボタンをクリックすると、詳細なチェック結果が確認できます。その下の「ツール」ボタンをクリックすると、CSVデータをダウンロードすることができます。
コピペチェックの詳細結果はこのように表示されます。「類似度判定」、「一致率判定」、「テキスト間判定」と、3つの項目があり、全て「良好」と表示されているので、今回のチェックでは問題ないという結果になりました。
類似度判定・・・「インターネット上の文章から似たような文章」をチェックした結果です。似ているような文章が存在しないかチェックしてくれます。
一致率判定
・・・チェックしようとしている文章を細かく分割し、機械的に文章一致率がどれだけあるかを判定。高めの数値が出ることが多いようです。
テキスト間判定
・・・「過去にCopyContentDetector上で自分がチェックした文章と似ているか」確認する機能。
似ている文章があったサイトがリンク付きで表示され、調査体調文章には、似ている文章がWEB上で見つかった部分に色が付きます。この色付きの部分を修正することで、類似度判定率を下げることができます。
無料プランでも充分便利に使うことができますが、有料プランも用意されています。月額1,000円、6,000円の2種類あり、1度にチェックできる文字数が4000→8000文字に増え、ワードプレスのプラグインも使えるようになります。
その他の無料コピペチェックツール
「CopyContentDetector®」以外にも、無料で使えるコピペチェックツールがありますので、リストアップしておきます。
文章を引用する時は引用タグを使おう
文章を他のメディアから引用する際、「出典:〇〇」や「引用元:〇〇」という形で、元のページの名前を記載し、URLを貼ってリンクを付けるのがマナーとなっています。
ただし、これだけではGoogleなどの検索エンジンからはコピペ文章と判断され、ペナルティを受ける恐れがあります。その回避策として、引用タグを使い、検索エンジンに、「この文章は引用です」ということを伝える方法があります。他のメディアから文章を引用する際は、必ずこの引用タグを付けるようにしましょう。
引用タグの付け方
引用タグには、blockquote、q、citeと3種類あります。それぞれどのように使うかをご説明致します。ワードプレスで記事を作成する際は、ビジュアルエディターではなく、htmlコードで記載できるコードエディターでタグを挿入します。
blockquoteタグ
長めの文章を引用する際に使う引用タグです。下記のように記載します。
<blockquote>引用する文章</blockquote>
例
ドラッグストアで売っているプチプラから、高級なデパコスまで、数多くのシートマスクを使ってきたシートマスクマニアの私が、保湿だけでなくエイジングケアも叶う優秀シートマスクを3つ選んでみました!
このように、blockquoteを使うと、引用した文章だとわかりやすいように、枠で囲まれて表示されます。
また、タグを意識しなくても、ワードプレスのブロックメニューから「引用」を選べば、簡単にblockquoteタグを使うことができるので、利用してみましょう。
qタグ
qタグは、1行程度の短い文章を引用する際に使う引用タグです。下記のように記載します。
<q>引用する文章</q>
citeタグ
引用元を表示する際に使うタグです。下記のように記載します。
<cite>引用元:サイト名</cite>
サイト名にはリンクを貼るようにしましょう。
例
引用元:キレイナビ
テキストエディタで記事を入稿する際
WEBライターとして記事を入稿する際、ワードプレスに直接入稿するなら引用タグを使えば大丈夫です。ただ、ワードなどテキストエディタに記事を執筆し、クライアントにメールで納品する場合は、自分で引用タグが使えません。
そのような場合は、どの文章が引用で、引用元はどのサイトなのか、URLも添えて編集者がわかるように記載することが大切です。
まとめ
WEBライターが絶対にやってはいけないことが、他のサイトの記事をコピペしてして掲載してしまうこと。コピペ記事は、クライアントからの信用を失う、仕事が来なくなってしまう、SEOに悪影響を及ぼすなど、様々な弊害が生じます。
そうならないためにも、無料コピペチェックツールの活用や、引用タグの利用、自分の言葉で考えて記事を執筆するなど、日頃から気を付けていきましょう。
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メディア運営歴は18年の私におまかせ下さい。