営業というと、電話をかけてアポを取って商談につなげ、直接会って商品をおすすめする。

こうイメージしませんか？私は起業してから、一度も営業電話をしたことがありません。

なぜなら、営業電話をかけて断られると心が折れそうだから…。

そんな小心者の私でも、メール営業により、完全オンラインで収益化することに成功しています。

今回はメール営業の方法をご紹介致します。

メール営業のメリット・デメリット

電話営業やDM郵送などの営業活動と比べて、メール営業はどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか？

メール営業のメリット

・メールを送るだけなので電話代、郵送代などコストがかからない。

・自分の好きなタイミングでメールを送ることができる。

・メールを受け取った相手も好きなタイミングで読める。

・電話営業のように、突然電話をかけて忙しい相手に嫌がられることがない。

・メール内にURLを貼り付けることができるので、すぐ申し込みにつなげられる。

・文章で伝えられるので、商品を理解してもらいやすい。

・営業が苦手な方や起業したばかりの方でも営業活動を始めやすい。

メール営業のデメリット

・メールを開封してもらえない可能性が高い。

・迷惑メールフォルダに入ってしまうなど、相手にメールが到達しないこともある。

・直接話さないので相手の反応がわからない。

このように、メール営業にはメリットの方が圧倒的に多いように感じます。

そもそも、私自身、起業当初に新聞やテレビで紹介されたこともあり、営業電話に悩まされてきました。

スタッフも少なく、忙しい中でひっきりなしに営業電話がかかってくる状況。営業している方には申し訳ないですが、ハッキリ言うと仕事の邪魔になっていたのです。

そんな経験もあり、私は相手の仕事の邪魔をさそないためにもメール営業のみで、営業活動をしています。

そもそも、ホームページが営業活動をしてくれるので、今はメール営業も滅多にしていません！

まだホームページを立ち上げでなく、収益化出来ていない方は、ぜひメール営業にトライしてみてはいかがでしょうか。

メール営業の方法

それでは、実際にどうやってメール営業をしていくのかをご説明します。

1.営業先リストを作成する

自分の商品を買ってくれそうな営業先リストを作成します。

エクセルに、
会社名、サイトURL、メールアドレスを入力していきます。

インターネットで検索し、会社の概要ページなどにメールアドレスの記載があれば、コピーして入力します。

お問い合わせフォームしかない場合は、そのURLをエクセルに入力します。

後でご説明しますが、メールは1件ずつ送ると時間がかかりますので、ソフトを使って一括で送ります。お問い合わせフォームですと1件ずつメールを送らないといけないので、なるべくメールアドレスを収集した方が効率的です。

また、メールリストを販売している業者や、自動メールリスト作成サービスもあります。

無料お試しができるサービスもありますので、気になる方は試してみてもいいと思います。

私も試したことがありますが、URLが入っていなかったり、メールを送ってもエラーで送信出来なかったりというのがありました。

手間はかかりますが、自分で検索して自分の目で確かめてリストを作成した方が、質の良い営業先リストが作れるかもしれません。

Mikomi

https://lp.mikomi.net/

「100万件以上」の企業リストが無料で使い放題の便利なサービス。最新の企業情報を掲載した無料の法人リストから見込客を収集し、アプローチから商談・受注までをステータスで一括管理することができます。

2.営業メール文章を作成する

メール営業は、電話営業と違い、直接話して自分の言葉を伝えることができません。

ですので、メールの中で失礼がないように気をつけながら、商品の良さを丁寧に伝える必要があります。

せっかくメールが開封されても、すぐゴミ箱行きになってしまわないように！

営業メールはきちんと考えて作成しましょう。

件名の付け方

営業メール文章の作成では、まずメールを開封してもらえる件名を付けることが重要です。

「○○のご案内」
「○○ご担当者様へ」

などの件名では、開封率が低そうです。

コラムやブログ記事のタイトルと同じように、読みたいと思わせる件名を付けるようにしましょう。

私が実際に受け取った営業メールで、気になった件名はこちら。

「1ヶ月無料でお試し頂けます！○○オンラインサービスのご案内」

○○の部分はサービス名ですが、ここでは伏せさせて頂きます。　

興味があるサービスであったことと、まず無料で試せるというオファーだったので、実際に申し込みをしました。

相手に有益な情報を件名に入れると、営業メールの開封率は上ります。

冒頭の挨拶文で大切なこと

営業メールを作成する際、件名と合わせて冒頭の挨拶文も非常に大切です。

件名でメールを開封してもらったら、今度はメール冒頭の数行で興味を持って読み進めてもらいます。

相手先の会社名　ご担当者様
と宛名を入れます。

次に、初めてメールを送る場合は、「はじめまして」と書いてもいいと思います。

私の場合、まだ取引がなくても、相手先の会社のサービスや商品を使ったことがある場合などは、「お世話になっております。」と書いてしまっています。

続いて、自分は何者でなぜメールを送ったかを書きます。

■■サービスを運営している▲▲の○○と申します。

貴社のホームページを拝見し、△△のお役に立てるのではないかと思い、ご連絡させて頂きました。

冒頭の挨拶で大切なことは、
・相手先の社名と担当者名を入れる。名前がわからない場合は、「ご担当者様」と記載する。

・自分は何者かを簡潔に記載する。

・なぜメールしたのか、何の役に立てる人間であるかを簡潔に記載する。

冒頭文では、ダラダラと記載せずに簡潔に書く方が良いと思います。

本題は丁寧に簡潔にわかりやすく

たまに、何十行あるのか気が遠くなるくらい長い営業メールを受け取ります。

そんな長いメールを知らない人から受け取っても、読むわけがありません。

自分にとっては自信がある商品だとしても、知らない相手に長々とメールで商品アピールするのはNGです。

商品説明文を長文で掲載するのはやめて下さい。

商品についてわかりやすくまとめた資料をPDFにして、 自分のサーバーやGoogleドライブにアップロード。

営業メールには、資料のアップロード先URLを記載し、クリックしたら資料のPDFが表示されるようにしましょう。

その方がメール文面が長くならずに簡潔にまとまりますし、資料を見て頂く方が、写真や図も交えてより商品内容を知って頂きやすくなります。

署名には電話番号も明記して信頼度アップ

営業メールを送り、興味を持って頂くと、

「内容をもう少し詳しく知りたい。」

「説明して欲しい。」

「申し込みをお願いします。」

といった電話がかかってくることがあります。

直接電話で話を聞きたいという方も多いので、メールの署名には電話番号を記載するようにしましょう。その方が信頼度もアップします。

また、起業したてや副業で事務所がない場合は住所の記載はできないと思いますが、もし事務所があるのなら、住所も記載した方が良いでしょう。

その他、署名にはホームページ、ブログ、instagramなど商品のアピールにもなるようなサイトのURLも記載するようにしましょう。メールを送ってきたのはどんな人間なのかが、ホームページなどでわかると相手先も安心します。

メール営業テンプレート

私がメール営業を行う際のタイトル例・テンプレートはこちら。参考になれば幸いです。

3.Mail Distributorで一括メール送信をする

メールリストを作成し、メール文面を作成したら、いよいよ営業メールの送信です。一件ずつメールを送ると時間がかかってしまいますので、一括メール配信ソフトやWEB上のツールを利用します。

起業・副業をスタートしたばかりで、コストを抑えたい方におすすめの一括メール配信ソフトは無料で使えるMail Distributorです。アドレスのリストをcsvで作成し、登録。本文を作成してアドレスを指定すれば、同じメールを一括で送信することができます。

メール営業のみ！完全オンラインで収益化する方法

私が起業したのは、IT企業の会社員をしながら、美容情報サイト「キレイナビ」を立ち上げ、アフィリエイトの収益が給料を上回ったのがきっかけでした。

2022年でキレイナビは18周年を迎えます。起業当時から営業メールを送って広告を販売していました。営業メールを送っても、全てから返信があることはありません。100件送って返信が来るのは1～3件。つまり、1～3％くらいです。それでも返信が来て質問に回答したり、直接商談に伺ったりすると、ほぼお申込み頂けます。

コロナ禍の現在は、商談もzoomなどでオンライン化しています。

メール内に下記を入れることで、メールのみで完全オンラインで収益化することができます。

・商品、サービスのサイトURL

・資料のダウンロードURL

・お申込みフォームURL

お申込みフォームは、Googleフォームなど無料で使えるサービスがありますので、利用すると良いと思います。

起業当時も、この方法で10万～50万円ほどの申し込みを頂いていました。会社を立ち上げたばかりで実績もあまりなかったのですが、

・丁寧なメール

・わかりやすいメール

・役に立ちそう、良さそうと思ってもらうメール

これを心がけ、毎日スタッフとリスト作りに励んでいました。そのリストは現在でも修正を重ねながら大切な営業リスト、そして顧客リストになっています。

まとめ

私が実際に行ってきたメール営業の方法をご紹介致しました。メール営業がきっかけで、10年以上前からお付き合いさせて頂いているクライアントもいます。あの時メールをしてよかった、と今でも思います。起業・副業をスタートしたばかりの方も、コストがかからないメール営業にトライしてみてはいかがでしょうか。

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